マンションのリフォームで出来る事・出来ない事 Part.1

「玄関ドアは交換しなかったのですか?」
「窓のリフォームはできないの?」
よくオープンルームで質問されるんです。
リフォームしてキレイになると、古い部分がよけいに目についてしまうのでしょうね。
今回は、マンションをリフォームするにあたっての制約を説明させて頂きます。

マンションには「専有部分」と「共用部分」があり、個人でリフォームできるのは「専有部分」だけです。
その他、各マンションの管理組合で決められたルールもあるので、事前に管理組合に確認する事が大切です。

【玄関】
玄関ドアは交換できる?

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玄関ドアの外側は共用部分になるため、ドアを別のものに交換したり塗り替えたりする事はできません。
但し、内側は専用部分になるので、色を塗り替えたりする事は可能です。
鍵の増設などでドアに穴を開ける必要がある場合は、マンションによって対応が違うので管理組合に確認しましょう。

【水まわり】
キッチンやトイレの移動はできる?

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水まわりの移動は床下(または壁の中)の配管が動かせるかどうかがポイントです。
給水管、給湯管は比較的移動しやすいのですが、排水管は移動距離が長いと水の流れが悪くなるため排水管に傾斜をつけなければなりません。
共有の排水管(縦管)の接続部分の高さにも関係してくるので、どこに移動したいかご希望をお聞かせ下さい。

【間取り】
間取り変更は自由にできる?

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間取り変更の自由度は構造によって異なります。
ラーメン構造で住まいの内側がすべて専有部分になる場合は、部屋の間仕切りを取り払う事ができ、大胆な間取り変更が可能です。
壁式構造の場合、建物を支えている壁は共用部分でもあり、建物の強度面から外せないため間取り変更に制約が出ます。

【内装】
フローリングへの変更や壁の貼り替えは可能?

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住戸の内側は専有部分なのでリフォームは可能です。
フローリングを貼る場合、マンションの管理規約に床材の性能レベルの規定がある場合があるので確認が必要です。(LL-45orLL-40)
壁材や天井材など内装の貼り替え、塗り替え、室内ドアの交換は可能です。

【床】
床暖房はつけられる?

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床暖房には、電気とガスがあります。
電気は施工が比較的簡単ですがランニングコストがかかり、ガスは施工費がかかりますがランニングコストは電気よりも安価です。
電気の場合は電気私用可能量(アンペア)を確認する必要があります。
また、もともと床暖房があるお部屋のフローリングを貼り替える事も可能です。その場合は、既存フローリングを丁寧に剥がし、剥がれてしまったアルミをテープで補修します。

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このようにキレイに補修すれば、既存床暖房を交換しなくてもフローリングを新しくする事ができますよ。

今回は、玄関、水まわり、間取り、内装、床について説明させて頂きましたが、次回は天井、窓、コンセント、パイプスペース、バルコニーについて説明させて頂きます。

 

 

 

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