小さな低燃費住宅

  • by 城戸健一朗
  • 2 Months ago

浦安市で建築していた低燃費住宅が完成しました。

土地の面積は21坪、延床面積も21坪の小さな低燃費住宅。
面積は小さくても、空間は小さくありません。
広々と感じる工夫を、随所に盛り込みました。

メインの空間であるリビングは2Fに設けました。
一部勾配天井にして天井を高くしているのがポイントです。
2Fリビングは天井を高くして、明るく開放感出すことができます。
平面ではなく立体で考えることで、広々とした空間をつくります。
化粧梁もいい雰囲気になりました。

実はお施主様のご要望にはなかった部分ですが
勾配天井になっていない2F部分も、後から開口をつくりロフトに出来るようになっています。
この家に余分なスペースはありません。

普段であれば階段の手すり壁になってしまう部分を本棚にしました。
マンガ本が多いというお施主様のために設けたちょっとしたライブラリースペース。
構造ではない部分は使い倒すのが、空間活用のテクニックです。

お引っ越し後に訪れるとこんな形に。
きれいに並べていただけて、すごくいい雰囲気になっています。

和室にも本棚コーナーを設けました。
畳に寝っ転がりながら本が読める。最高の読書スペースです。
ちょっとした物が飾れるスペースをきれいに使っていただいています。

1Fの居室も引き戸を二つつくり回遊性のある場所にしています。
開き戸だと開けた時に邪魔になってしまいますが、引き戸だとそんなこともありません。
将来的には二つに区切ることもできますね。

外観は落ち着いた外壁の色と、木でコーディネートしました。
設計時に最初にいただいたイメージに「ジブリの家のような雰囲気」というものがありました。
この難題に対しての私なりの答えとして、今回のご提案になっています。
見学会では「カフェみたいだ」という意見を多数いただいて大変好評でした。

表札はお施主様自ら鉄のプレートに描いた絵を、バス停のようにあしらっています。
金物屋さんに造作をしてもらい、こんな形になりました。
動かせそうに見えますが・・・地面にがっちり固定しましたので動きません!
お施主様と会話の中から生まれた、世界に一つしかない門柱です。
様々なアイディアをお施主様と相談しながら実現していけるのが、注文住宅の魅力ですね。

最近30坪を下回る土地ばかりを設計しています。
見学会で実例を見ていただけると、「30坪以下でも希望の生活が出来る!」と実感していただけるようで
段々と面積が小さな家になっていきます。

小さな家を豊かに使う。
無駄に面積の大きな家に住むより、よっぽど豊かな暮らしができるはずです。

まだまだ細かな工夫はたくさんありますが、それはまた別な機会にご紹介いたしましょう。

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