「スーパー断熱材」セルロースファイバー

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cf-img02セルロースファイバーは、住む人と地球環境にやさしい断熱材

セルロースファイバーとは、天然の木質繊維で出来たエコロジーで高性能な断熱材です。
一本一本の繊維のもつ自然の空気胞に、様々な太さの繊維が絡み合い、さらに空気の層をつくります。この2つの空気層が熱や音を遮断します。
また、セルロースファイバーは細かい粒状の断熱材なので、柱や筋かいが複雑に入り組んだ壁の中に隙間なく詰め込むことが出来ます。
自然素材ならではの吸放湿性で適度な湿度を保ちます。その結果室内と目に見えない壁の内側の結露やカビを防止します。
さらにシロアリやゴキブリ等の害虫を寄せ付けない性質を持っています。

セルロースファイバーによる断熱住宅は、健康で快適な夢の住環境を実現いたします。


■ 高い断熱効果fiber_01

 

断熱材の断熱効果を表す数値として、熱伝導率(※)という数値があります。
この熱伝導率が低ければ低いほど、断熱材として性能が高いことになります。
下記の表は住宅でよく利用される素材の熱伝導率をまとめたものです。

素材名 熱伝導率
アルミニウム 237
30
コンクリート 1.4
土壁 0.59
ALC 0.15
石膏ボード 0.19
0.1
グラスウール 0.045
セルロースファイバー 0.034
発泡ポリスチレンフォーム 0.032
ウレタンフォーム 0.024

グラスウール以下は断熱材として利用されている素材です。セルロースファイバーは断熱素材としては発泡スチロール系と同レベルの断熱素材です。最も断熱性能が高い素材は一部の外断熱で使用されるウレタン系断熱材です。

※ 熱伝導率とは一メートルの素材の中を、1時間にどれくらいの熱量が流れて行くのかを表した数字です。熱伝導率が低ければ低いほど、断熱材として性能が高いことになります。


■ 断熱材の厚みfiber_02

 

この断熱材を、どの程度の厚みで施工するのかで断熱性能が決まります。この断熱性能を表す数値を熱貫流率(K値(※))といいます。
簡単に説明すると、断熱性能の高い素材で必要な厚みを確保する事が大切ということです。
どんなに高性能断熱材でもペラペラでは効果は期待できませんし、逆に断熱性能が低い素材をいくら分厚くしても断熱効果は期待できません。

断熱材 厚み K値(※) 次世代基準
発泡ポリスチレン 5cm 0.64 基準を大幅に下回る
グラスウール 10cm 0.45 基準を下回る
次世代省エネ基準 0.40
セルロースファイバー 10cm 0.34 基準以上

※ K値(熱貫流率)は、素材の熱伝導率と厚みで決まります。数値が低いほど断熱性能が高いことになります。

K値 = 1 ÷ (厚み ÷ 熱伝導率)


■ 断熱材の隙間

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どんなに高性能な断熱材でも、隙間があると断熱効果が期待できなくなってしまいます。グラスファイバーマット状のものは、施工の際に必ず隙間が発生してしまいます。
そのため、断熱材の持つ本来の断熱効果を発揮する事が出来ません。
しかしセルロースファイバーは、細かい断熱材を壁の空洞に詰め込む断熱材のため、隙間を作らずに施工する事が出来ます。
外断熱も外側にグルっと断熱材を回すため、断熱材の隙間が発生する可能性が低く、安定して断熱性能を発揮する事が出来ます。外断熱のほうがグラスウール断熱よりもK値が低いのに、実際外断熱のほうが温かいのは、この隙間による断熱性能の低下によるものです。

隙間率(%) 解説 性能比(%)
0 まったく隙間がない場合は100%の性能を発揮します 100
3 わずか3%の隙間があるだけでも、断熱効果は3割近く落ちてしまいます 73
5 5%の隙間があると、その断熱効果はほぼ半減します 56
7 7%隙間が空くと、約4割の性能しか発揮できません 39
10 10%もの隙間が空いてしまうと、断熱機能はほとんど失われてしまいます 13

■ セルロースファイバーの特徴

セルロースファイバーは他の断熱材と違い、断熱機能以外にも住環境を向上させる多くの機能を持っています。

 

  1. 夏涼しく冬暖かい、快適な生活

    上記のとおり、断熱材に熱を逃す隙間ができないため、断熱性能を100%発揮できます。
    これによって夏の暑い屋外の熱を、冬の寒い屋外の冷気の室内への侵入を防ぎます。
    また、室内の湿度が60%を超えると湿気を吸収し、下回ると湿気を放出する特性を持っています。

  2. 高い防音効果で静かな生活

    吸音剤としても優れた性能を持っており、隙間のできない施工によって、外からの騒音だけでなく、室内から外へ逃げるプライベートな音も和らげます。
    ピアノやカラオケ程度の音であれば、近隣に迷惑をかける心配はありません。
    また、大きな道路に近い住まいでも静かな住環境を実現できます。
    アメリカでは空港周辺の防音材としても使用されている実績があるのです。

  3. 調湿効果で結露防止(呼吸する断熱材)

    最大の特長ともいえる、防露性能(結露発生を防止)。
    木質繊維の持っている吸放湿性によって、表面結露、内部結露を防ぐのに大きな効果があります。
    結露はカビを発生させたり、結露の水分を吸い重くなった断熱材がずり落ちる他、構造体である木を腐らせる、白アリの被害の発生を引き起こすなど、大切な住宅の寿命を縮め、家にとっては天敵といえる現象です。
    家一軒で使用するセルロースファイバーの総量は約1.5~2トン程度で、約400kg分の湿気を吸うことが出来ます。
    通常の住宅1軒あたりの水蒸気量は10kg前後なので、なんと家50軒分の湿気を吸い取る事が出来ます。
    除湿機に換算すると一般的な除湿機100台分の除湿能力を持っています。

  4. 調湿効果で健康で快適な生活

    人が快適と感じることには、温度だけではなく湿度が大きく影響しています。
    人が快適であると感じる快適指数は、湿度と温度のバランスです。一般的に人に快適であり、かつ健康的である湿度は約40%~60%の間であると言われています。
    また、カビやダニ、ウィルスなどの発生が起きにくい状態も湿度は約40%~60%の間であると言われています。
    セルロースファイバーは湿度60%前後に調湿してくれるのでカビやダニ、ウィルスの発生を抑え、健康で快適な生活を実現する事が出来ます。

  5. 地球環境にやさしい唯一の断熱材

    セルロースファイバーは天然素材でできた断熱材です。ガラスを原材料とした鉱物系断熱材であるグラスウールや、石油から製造する化学発泡プラスチック系等の断熱材と比較して、製造時のCO2排出量が数十~数百分の一です。

  6. 防虫効果でゴキブリが出ない

    ホウ素が配合されてるため、害虫が付きません。ゴキブリ退治で有名なホウ酸ダンゴと同じ成分がほんの少し含まれており、ゴキブリなどが嫌う防虫(殺菌)効果があります。
    防虫のみならず、カビ、ダニ、虫類、ネズミなどを防ぎ、この殺菌力は眼科の殺菌洗眼にも幅広く使用されているほどです。もちろん、ホウ酸の安全基準はクリアしています。

  7. 天然健康素材で体に優しい

    セルロースファイバーは植物繊維であり、人体に入るようなことがあっても、蓄積されずにそのまま排出されるため、人体への影響はありません。また、接着剤は本工法には一切使用しておりませんので、接着剤成分によるシックハウスの心配もありません。
    混ぜ込んであるホウ酸に関しても、眼科治療において目の消毒に使われているように人体への害はほとんどない天然素材です。
    また、(米国ボラックス社の技術資料による)形状は粉末状で、揮発したり、壁内で化学変化を起こす可能性も考えられず、水にも溶けにくい性質を持っているので、経年変化で効果がなくなることはほとんどありません。
    また、目に見えるほど粒子が大きいため、アスベストのように飛散して発癌効果を発揮することもありません。

  8. 防火性能で火事のときの燃え広がりを抑える

    セルロースファイバーはホウ素系薬品により、充分な防燃処理がなされており、準不燃材料に合格しています。また、万が一燃えても、有害物質を発生せず、燃え広がるのに時間がかかります。
    ホウ酸は、物に吸着すると一瞬にして相手から水分を奪い(正しくはマイナスイオン)、乾いた相手(この場合、新聞紙)はすぐ燃えてしまいます。表面だけが燃えると、今度はホウ酸がまた水を相手に戻す性質があるため、それ以上燃え広がりません。

 

さらに詳しくはこちらをご覧ください。
セルロースファイバーが最強の断熱材と言われる7つの理由


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