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昨日今日の２日間、低燃費住宅の構造見学会を開催させていただきました。
ご協力下さったお施主様、及びお忙しい中ご来場下さったお客様、ありがとうございます。
本日は昨日より寒く、１１時現在の外気温は１０．２℃、湿度３８％でしたが、室内は、１６．３℃、湿度４７％と比較的あたたかく快適でした。
この数字だけでもこの低燃費住宅が高気密、高断熱だということがおわかりになると思います。
構造見学会では、施工中にしか見る事ができない断熱材の厚さやサッシの気密性を確かめる事ができます。
ちなみに、上の写真はアルセコという断熱材(外断熱)の透過性、防水性がわかる実験道具です。
透明なコップの真ん中にアルセコ、下には空気、上には水が入っています。
コップの下からポンプで空気を入れると、アルセコを通して上の水にブクブクと気泡が発生します。
ところが、上の水は下に漏れることはありません。
つまり、このアルセコという断熱材は空気を通しますが、水は通さないということです。
これは、セルロースファイバー(内断熱)の防音性が確認できる実験道具です。（右側）
セルロースファイバーで作った箱の中にブザーを入れてフタをします。
すると、音は全くというほど聞こえません。
このセルロースファイバーは、日本ではあまりなじみがないですが、アメリカではシェアＮｏ．１、ヨーロッパでも評価が高い世界基準の高性能断熱材です。
地球に優しい１００％天然素材で新聞紙を粉々にしたものにホウ素を配合しているのでシロアリやゴキブリ等の害虫がつきません。
粉状のため壁の内部に隙間なく施工する事ができるので、断熱性能を１００％発揮する事ができます。
また、防火性にも大変優れています。
施工方法としては、こんな感じにシートを貼った中にセルロースファイバーをホースで吹き込んでいきます。（写真は、富岡モデルハウス）
このシートは可変透湿気密シートといい、空気中の水分が少ない冬場は湿気を通さず、空気中の水分の多い夏場は湿気を通すという優れものです。
この特殊な機能により、省エネ性能を向上させつつ構造体内結露を抑制し、耐久性をさらに向上させることが可能なスマートベーパーバリアです。
そして、本日の夕方５時の外気温は７．４℃、湿度は３５％、室内は１９．２℃、湿度は５５％でした。
（小さな電気ストーブ１台使用）
師走の寒い１日でしたが、皆様と低燃費住宅の素晴らしさを共有できたような気がしています。
本日はお忙しい中、ご来場下さいましてありがとうございます。
今後とも低燃費住宅の素晴らしさを伝えていきたいと思っております。
～未来の子供たちのために～
