呼吸する壁と床 「自然素材」が持つあたたかみ溢れる健康住宅
調湿する壁と床
マンションの悩みのひとつに「結露」があります。
結露発生の原因は、①湿気過多、②外気と内気の温度差です。
マンションはコンクリートの壁で覆われていて、内壁の表面はビニール製の壁紙で覆われています。
寒い冬の時期や雨の多い梅雨の時期に、窓を閉め切ってしまいがち、湿気の逃げ道がなくなるために湿気過多となり、窓やコンクリート壁に結露が発生します。
無垢材のフローリングや火山灰で生成されたシラス壁はそんな空気中にある湿気を吸ったり吐いたりして調湿する能力があります。
見た目だけではない、雰囲気だけではない、アールデザインが自然素材をおすすめする理由がそこにあります。
無垢と一般的なフローリングの違い
日本で一般的にフローリングと呼ばれるものは合板フローリングというもので、ベニヤをボンドで貼り合わせたものです。
表面の木目の部分は1mmほどしかなく、物を落としたりひび割れたら修繕できません。
表面が弱いためほとんどの場合ワックスなどの表面保護材で覆ってしまうため呼吸できません。
それに対して、無垢のフローリングは15mmほどのすべてが木そのもの、お好みで色を色をつけたりも可能ですが、自然塗料を使えば調湿機能も保てます。
物を落として傷が付いても全く問題がありません。
耐久性は半永久的、傷や汚れを自然そのものの味わいとして家族の成長とともに楽しんでみてはいかがでしょうか。
無塗装の無垢材のドアはインポート。
握り玉がレトロな雰囲気を醸し出します。
キッチン等の設備品は出来る限りシンプルなものを選びました。