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東日本大震災で変わった家づくり
2011 年3 月11 日、三陸沖を震源とする大地震が発生。多くの建物が損傷し、福島ではレベル7の原子力事故が発生。私たちは人類史上最大ともいえる大災害を受けました。
東日本大震災は私たちの人生観をガラリと変えてしまいました。そして今、日本中の原子力発電所が全て停止し続けています。
関東から始まった電力不足が全国に波及、日本中で節電を進めなければなりません。
エネルギーを浪費していく社会から、エネルギーを節約していく省エネルギー社会への転換が始まりました。
我慢しなくても、意識しなくても「自然と省エネな家」
スイッチをつければ必ず電気はつき、蛇口をひねれば必ず水が出る。私たちは、エネルギーには限りがあることを意識することなく、右肩上がりに電力を浪費し続けてきました。そんな無責任な意識を、東日本大震災は大きく変えてしまいました。
東京電力管内で2011 年3 月に実施された「計画停電」を振り返ると、寒さの厳しい日に実施されました。原子力発電という超高効率創エネ装置への過剰な信頼と依存により、建物の省エネ性能を高めてこなかったことを、私たちは大いに反省する必要があるのではないでしょうか。
最もエコなのはエネルギーを使わないことであり、従来のように高効率機械で自然を抑え込むのではなく、できる限り自然に逆らわず、自然の力を活かし、消費するエネルギーを節約すること。これがこれからの家づくりのスタンダードとなります。
低燃費住宅は電力にできるだけ依存せずに、自然のエネルギーを最大限活用することで「夏は木陰で涼み、冬は陽だまりで暖まる」エコな暮らしを実現します。
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