アールデザインでは、介護保険を使っての住宅改修工事も行っています。
介護保険の住宅改修とは、要支援認定、要介護認定を受けている方なら、限度額内ならば1割の自己負担でバリアフリーや手すり取り付け工事等のリフォーム工事ができるというものです。
介護保険の住宅改修は、全国共通の20万円+浦安市の50万円の枠があるので、合計70万円分の工事をした場合、自己負担額は7万円となります。
予め理由書や工事計画書を市役所に提出して許可が降りてからの工事となります。
今回ご依頼の80代のK様の場合、加齢とともに足腰が弱くなってきて、浴槽をまたぐのが困難になってきました。
10年前の新築時に手すりは付いていたのですが、位置が悪かったので、使いやすい位置に変更する事にしました。
最初、浴槽の奥に斜めに手すりが付いていました。
これは、一見お洒落に見えるかもしれませんが、実際に使ってみると、握力が弱い方にとっては肘を乗せられないので立つことが困難でした。
そこで、使いやすいL型の手すりに交換する事にしました。
ほら、こんな感じです。
7本のタッピンネジでしっかりと固定するので安全です。
たったこれだけの事ですが、浴槽内での立ち座りが楽になったそうです。
そして、浴槽に入る時に握る縦型の手すりの位置が低すぎて握れませんでした。
もう少し上の方を掴まないと浴槽への出入りが困難でした。
今回、約20cm上に上げただけで、浴槽の出入りが楽になったそうです。
この手摺は既存の手すりをそのまま利用する事ができました。
そして、洗濯物を干すランドリーパイプの位置が高すぎて手が届かなくなっていたので、パイプの位置を下げる事にしました。
約20cm下げたところ、80代のお母様も自分で洗濯物を干せるようになったそうです。
いくつになっても自分の事は自分でしたいという姿勢は素晴らしいですね。
私の母も80代ですが、加齢と共に身体が縮んでいき、身体能力も低下しています。
昨日まで出来ていた事が今日は出来なくなっていたりするそうです。
新たに手すりを取り付けたり、位置を変更するだけで、想像以上に日常生活が楽になります。
手すり1本から承っておりますので、どんな事でもご相談下さいね。