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いい家の条件とは?
「いい家」とはどのような家なのでしょうか。国(国土交通省)の考える「いい家」の定義は3つあります。
- 「耐震性能」
- 「耐久性能」
- 「断熱性能」
この3つの性能をもって「いい家」と考えられているわけです。私もこの3つがいい家の条件であることに同意見です。あと、「デザイン」を加えることで本物の「いい家」になると考えております。
(立地などの不動産要素は別として)
1「耐震性能」
「耐震性能」には義務化された最低基準が古くから存在し、大地震が起きて建物が倒壊するたびに基準の厳格化が行われてきました。耐震の基準が厳しくなるごとに建材の強度や量、設計費用などが増えるため、建築費は高くなりました。一時的な施主の金銭的なが増えることによる経済的負担よりも、いつか来る大地震の時に住民の生命を守ることには価値がある、と判断され義務化されてきたからです。
耐震性に関しては詳しくは 「耐震等級3」が必須な理由とは?
2「耐久性能」
同様に「耐久性能」(防火性能などを含む)も、国民の生命と財産を長期的メリットが考慮され、最低基準を定めて義務化されています。例えば防火性能は周辺の建物の混み具合によって厳しさがランク分けされています。具体的には東京都下町などの木造住宅が密集した地域では、厳しい防火規制がかかっています。これも施主の支払う建築費以上の価値がある、と判断されたからこそ義務化されているのです。
耐久性に関しては詳しくは 良い家は頑丈で長持ちする
3「断熱性能」
ところが「断熱性能(省エネ性能)」だけは義務化された最低基準が今も全く存在しません。2015年現在の日本では、北は北海道から南は沖縄まで、「断熱」を一切せずとも家を建てることが出来ますし、何ら違法性はありません。「断熱」は住人の自由の範疇とされています。
断熱性に関しては詳しくは 2020年の省エネ義務化問題!
現実的には無断熱の住宅を建てると、夏冬に極めて過酷な室内環境となり、暖冷房にかかる光熱費がべらぼうな価格になってしまいます。また、家中が結露だらけでカビまみれになるので、快適性や健康は大きく阻害されます。様々な問題があるので、無断熱はさすがに誰もやりませんが、「断熱」はあまり気にせずにペラッペラの家を建ててしまう方が多いのは、「断熱」が義務化されていない日本ならではの特徴と家るかもしれません。
家を建てる際は、日本の住宅の三大性能である、1.耐震性、2.耐久性、3.断熱性にぜひ注目してみてください。ここを一つでも間違えると将来の資産価値や、住まい心地の低下を余儀なくされてしまいますので、ご注意ください。