クロスって色々あるけど、どう違うの?vol.1

建築業界では壁紙の事を「クロス」と呼びます。
そして、クロスには様々な種類があり、それぞれが特徴を持っています。

今回は様々なクロスの種類を、前編後編に分けてご紹介していきます。
クロスの張替えを検討している方がいらっしゃいましたら
参考にして頂けると幸いです。

1、ビニールクロス

日本のほとんどの住宅で使用されているポピュラーなクロスです。

ビニールクロスはデザイン性が豊富で、カラーリングの多さだけでなく
プリント柄や大理石調の模様、凹凸のあるエンボス加工など様々な物があり
お部屋の雰囲気に合わせてコーディネートがしやすいです。

ビニールクロスの最大の特徴は、リーズナブルな価格です。
機能性のあるものやハイグレードなものでも
この後ご紹介する紙クロスと比べても
比較的安価でお選び頂けます。

そしてもう一つ、お手入れが簡単なんです。
水拭きや洗剤にも比較的強い素材なので
生活汚れや油汚れもささっと拭き取る事が出来ます。

他にも、消臭、防水、耐久性、通気性など
様々な機能を持った物もありますので
目的に合ったクロスを選ぶ事が出来ます。

2、紙クロス

主に欧米で使用される事の多い紙クロスですが、実は和風な物も存在します。

和紙は昔から障子や襖では使われていましたが、壁紙としてはごく一部のお寺などでしか使われておらず
一般的ではありませんでした。

楮(コウゾ)や三椏(ミツマタ)などを使った和紙タイプ
ケナフや亜麻(アマ)などを原料とした非木材紙を使用した特殊紙タイプ
表面がフィルム加工された合成紙タイプなどがあります。

欧米風の紙クロスはエンボス加工やプリント加工が施されており華やかな物が多く
日本風の紙クロスは落ち着いた「和」の風合いを感じられる物が多くあります。

紙クロスの特徴は、吸音性と調湿性の高さです。
静かで湿度がある程度保たれるので、寝室に使用するクロスとして人気です。

紙クロスはビニールクロスと比べると薄い為、下地処理を怠ってしまうと
貼った後に下地の目地が目立ってしまう事があります。
それでも、デザインや色の素晴らしさや自然素材ならではの風合いを大切にする方にはおすすめします。

いかがでしたでしょうか?
まだまだご紹介しきれていない事も多いので
気になった方がいらっしゃいましたら見本帳を見にご来店下さい。
実際に目で見て、手で触れてお確かめ下さい。

※写真はすべて弊社施工事例

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