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家族が集まる場所をつくるーすまいの原風景をもとにー

  • by 城戸 健一朗
  • 5 Years ago

前回は「住まいの原風景」を考えることをお伝えしました。
これまで住んできた住環境を思い返すことで、住まいで大切にしていることを明らかにできるというお話です。
まだお読みでない方は、すまいの原風景を考えるをご覧になってから読み進めてください。

いきなり原風景と言われても難しいかもしれませんので、今回は私の原風景をご紹介いたします。
ちょっと恥ずかしいですが、皆様のご自宅を考える際の参考にしていただければと思います。

私は高校生になるまでずっと団地で暮らしていました。
2LDKの小さな団地に家族5人暮らし。
エレベーターのない5階建ての羊羹のような棟が100棟ほど立ち並ぶ、昔の団地の典型的な形です。
今の新しい団地はきれいで設備もいいかもしれませんが、当時の団地は、夏は灼熱地獄の熱さ、冬はガタガタと震える寒さです。
おまけに最上階の角部屋だったので、団地の住戸の中でも最も過酷な環境だったと思います。

限られた部屋数だったので、自分の部屋もありませんし、
寝る時もみんなでリビングに寝ていました。

なので、自然と家族は家の中心であるリビングに集ります。
食事もリビングでするし、勉強も遊ぶのもリビングでした。

リビングで勉強する子供は頭のいい子が育つそうですね。
私が頭がよく育ったかどうかは皆さんのご想像にお任せしますが、
当時の環境が影響したのか、今でも勉強や仕事はオープンな場所でやる習慣がついています。
逆に自分だけの個室で仕事をしようとすると、ちょっと落ち着かなくなります。

私にとっては、一緒に何かをしていなくても、
なんとなくお互いの存在が分かるような、そんな場所が居心地がいいのだと思います。

幼少期の経験は、今の設計のお仕事にももちろん反映されていて
建物を考える際は、最初に「家族が集まる場所」を考えます。
そして「家族が集まる場所」を家の中で一番居心地が良い場所にするにはどうすればいいか。

その一番居心地がいい場所と他のお部屋をどのように繋げていくか。

そんな風にしてお客様の家も設計しています。
個室にこもってしまう家ではなく、家族お互いの気配がなんとなく感じられる家。
自然と一つの場所に家族が集まってきてしまうような家。
そんな家になればいいなぁと思いながら設計をしています。

個室実例
例えば、こちらの家では個室の吹抜けに面した部分に、小さな小窓を設けました。
個室で作業をしていても、ふとした時に小窓を開けると
家族の様子が伺えたり、会話が出来たり。

もちろん全ての方にこの考え方が当てはまるわけではありません。
これまで個室中心の暮らしをしてきた方は、プライベートな空間と
家族の集まる空間をきっちりと分けた方が、快適な家になるはずです。

大事なのは、自分がこれまで過ごしてきた住環境を振り返って
一番居心地が良いのは、どこだろうか?どんな場所だろうか?
と考えることです。

ただ、今回お伝えした「家族の気配が感じられるようなオープンな家」は
低燃費住宅の考え方にも、とてもよくマッチするのです。

次回はそんな「低燃費な家の設計の秘密」について、お話いたします。

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