和室木部の日焼けや黒ずみには「あく洗い」をおすすめします。

無垢の木をふんだんに使用した木造建築。
長年の紫外線を浴びた日焼けや黒ずみが気になりませんか?
そんな日焼けや木部独特の染み込んだ汚れを取り除く工程を「あく洗い」といいます。
一口に「あく洗い」と表現しますが、その内容は「あく洗い」「しみ抜き」「日焼け落とし」「かび落とし」と汚れの質に応じて薬品を替え、それぞれの汚れを取り除く工程を順々に行います。
この工程を総称して「あく洗い」といいます。

【あく洗いの工程】
Step1:あく洗い
まず、最も頑固な汚れを取り除きます。
過酸化水素水を主成分とした薬品を固めの刷毛で擦りながら塗布し、しばらく放置します。
汚れが浮き出たところを確認し、水だけをつけた刷毛で洗い流します。
この時点で汚れを残してしまうと後々まで残ってしまうため、必要に応じ研磨剤等を併用しながら2から3回繰り返し行います。

Step2:シミ抜き
あくを取り除いた後、「あく洗い」の段階では落ちない長い時間によってできた紫外線の「シミ」と「シミの素」を取り除くため、シミ抜き専用の薬品(フッ化水素が主成分)を、やはり同じように刷毛で塗布していきます。
これは、「シミ」と「シミの素」を薬品によって科学反応を起こさせて消す作業のため柔らかい刷毛を使い、薬品を染み込ませるように塗っていきます。

Step3:漂白
「あく洗い」「シミ抜き」の工程後、この段階で汚れは除去されたことになりますが、紫外線による「日焼け」が残っているため薬品を替えて漂白を行います。

Step4:修正洗い&薬品拭き取り
最後に木に付いているあまった薬品を濡れた雑巾でしっかり拭き取り、研磨剤を仕様しながら余分な黒ずみを取り除き完成となります。

今回は、一戸建ての和室板の間のあく洗いをご紹介します。

Before↓

045

After↓

089

 

 

Before↓

050

 

After↓

092

写真ではわかりにくいかしれませんが、とてもキレイになり大変喜んで頂きました。

尚、長押、木枠、敷居、廻り縁等をあく洗いする場合は、クロスの貼り替えとなります。

木部の日焼け、黒ずみでお悩みの方、[nz_highlight color=””][/nz_highlight]どうぞご相談下さい。

 

 

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