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新築部の金矢です。
たびたび出てくる「エネルギーパス」ですが、これって何なの??ってのもあると思うので
本日は改めておさらいです。
エネルギーパスとは家の燃費を表示したものです。
さぁ、ここででてきました家の燃費。皆さんのお住まいの家の燃費って分かりますか?
電気代が月々1万円で・・・ガス代が月々6千円くらいで・・・
私がセミナーでお話しするときに、よくこういう答えがかえってきます。
でもこれって光熱費であって燃費ではありませんよね。
車に例えてみましょう。
お使いの車の燃費はいくら?と聞けば、だいたい「リッター○○」と答えれると思います。
ここで月々1万円というのは「ガソリン代」であって「燃費」ではありません。
ガソリン代は車の使い方(車通勤、家族が多い、ドライブが好き)などに左右される、その人固有のものさしですね。
車の「燃費」は使い方の比較ではなく。「A車とB車どっちが燃費がいいんだろう?」とか
「エコカーだと燃費いいし、何年で元取れるから買いかえよう」といった製品の性能を比較するときに使われる1つのものさしです。
さぁ、ここで家に戻りましょう。
家の燃費ってなんでしょう??車で言うリッター○○にあたるもの。
つまり「A社の家とB社の家、どっちがエネルギーかからないのか?、光熱費がかからないのか?」がわかる、ものさしですね。
実は家を作っている人も、住んでいる人も、これから家を建てようとする人も、だれも分からないし気にもしていないのではないのでしょうか?
これって建築くらいじゃないでしょうか?
家電だって、ケータイだって、もちろん車だってどこもメーカーが表示していますし、買うときも比較する1つの材料にしています。
こういった家の燃費、作る人も住んでいる人も分からないのは先進国の中で見ても日本くらいなんです!
ドイツではこうした家の燃費を表示することを義務付けています。
新築では設計時に既築では賃貸、売買するときに計算をし、買う人や借りる人がこれを元に比較します。
不動産のチラシでは駅近物件や築浅物件といったのと同じように燃費が良い物件、のような探し方を一般の人がしているのです。
こうした家の燃費を表示したものをエネルギーパスといいます。
こうした家の燃費を表示する制度はドイツはもとよりEU全土、アメリカでも当たり前に行われており、2012中国でも導入が決定されました。
これがエネルギーパスです。228.4kwh/?・が燃費性能を表します。
数字の意味するものは、室温を全室ある温度に保つために、一年間、床面積1?あたり、何kwh使わなければならないか?ということです。
もちろん数字が低いほど燃費が良いことを表し、視覚的にはメーターが緑(左)へと動いていきます。
これはドイツのサンプルで、国によっては表示の仕方が若干変わってきます。
これはフランスのストラスブルグの不動産屋の店頭広告を撮った写真。
家の写真や賃料の他に、右に燃費を表示するランクがでていますね。
今回は家の燃費を表示するエネルギーパスについて改めてご紹介しました。
「これって日本でも似たようなやつあるんじゃないの? 省エネ基準ってあるし・・・」と思った方!
たしかに日本でもQ値とか次世代省エネ基準とかありますよね。
次回はそこらへんをご紹介します。
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