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新築部の金矢です。
2012~2.21~2.27までドイツ、フライブルグ市へ行き、
その中で主に住宅建築、まちづくり、森林事業・・・etc を視察してきました。
ドイツはEU最大の経済大国であり、アメリカ、中国、日本につぐ世界第4位のGDPと大変影響力の強い国です。
ドイツというとベンツ、アウディなどの車やビール、ウインナーなどをイメージすることが多いと思います。
しかし近年では原発撤退を真っ先に表明したりと建築に関わる人の中では「環境先進国」としてのイメージをもつ方も多いと思います。
その中で、ドイツはエネルギー問題を国策として諸外国に出来るだけ頼らず自国内でまかなうということを徹底している国でした。
ドイツのエネルギー事情の内訳はざっくり
・給湯、冷暖房などの熱:40%
・電気 :30%
・交通 :30%
となります。
その中で40%を占める「熱」、ここは建築的しかけ、高断熱、再生可能エネルギーを活用することで限りなくゼロに近づけるポイントです。
ここでゼロに近づける際にポイントなのはその順番です。
1、建築的手法により環境負荷を下げる(ひさし、軒、外ブラインド、落葉樹・・・etc)
2、断熱性能の向上(気密高く、断熱材を厚く、窓の高性能化)
3、再生可能エネルギーの活用
3,1給湯に再生可能エネルギーを活用(高効率給湯器、地域コージェネ、木質ペレット)
3,2それ以外に再生可能エネルギーを活用(太陽光発電、蓄電池、高効率冷暖房)
実はこれ、日本ではまったく逆に提案されているのが現状なんです。
省エネというとまずは太陽光発電と思っていませんか??
いくらエネルギーを作っても、そもそも駄々漏れな家であればムダになってしまいます。
例えば
部屋がとても寒いとします。エアコンはついておらず、窓が開いており、なおかつあなたはTシャツ1枚でした。
真っ先にすることを思い浮かべてください。
先にエアコンはつけないと思います。ましてやここでエアコンの電位代を稼ぐために太陽光発電をしようなんて思わないでしょう。
前置きが長くなってしまいましたが
次回はドイツの事例を写真を交えてご紹介したいと思います。
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