いきなり何の写真?と思われる方も多いとは思いますが
実はこの写真は、築42年のマンション改修工事現場に配管されていた
給水の継ぎ手部分の写真です。簡単に言うと蛇口をひねって出てくる
お水の、ジョイント部分です。茶色い部分はさびで、「さびコブ」が大量に
付着してしまい、口径が細くなってしまった状況なんです。飲む分には成分的には
問題ないのですが、問題は「水圧」なんです。蛇口をひねっても水圧が弱くチョロチョロしか
水は出ていなくとも、配管部分には強い圧力が常時掛かっております。
もっともっと古くなると配管の弱い部分より漏水が発生する可能性が高くなります。
そこで今回は水道管を新たに引き直す工事をしております。
施工前はこんな感じです。
そして施工中は・・・
古い配管はコンクリートに埋まっており、交換する事が不可能ですので、ちょっとした隙間に新しい配管を新設しております。
もちろん今回も弊社がお勧めしている断熱工事も施工しております。
今回北側の和室を洋室に変更する工事も行っておりますがちょっと面白い物を発見致しました。
なんだか解りますか?
昭和48年10月20日土曜日の毎日新聞の夕刊でした
今の現場管理では有りえない話ですが昔は結構こう言う事が多かったみたいで
缶ジュースが入っていたり、ごみが大量に入っていたりしていたみたいです。
今回は幸い薄い新聞紙でしたので、新聞撤去後も鉄筋が出てきたりはしませんでしたが
耐震構造などで騒がれている昨今、設計もさることながら現場管理の大切さが
改めて思い知らされますね。
この建物は分譲マンションで、このお部屋はオーナー様が賃貸住宅として所有している物件です。
ここまできちんと入居者の事を思って改修して頂けると、賃貸住宅としても長い期間安心して貸しやすいし
何より入居者の方が快適ですね。
これからの世の中は、人口減少により「家」があまってきます。特に賃貸事業はこのような差別化が絶対に
必要になって来ると容易に想像できます。
今回の様に「蛇口からの水圧が以前より少ない」などお気づきの点がございましたら
是非ご相談ください。